転職

「とにかく仕事を辞めたい!」と悩んでいる20代へ

「仕事がつらすぎて、会社に行きたくない…」
「上司にパワハラされている」
「給料が安すぎて、働いていても働いても貧乏から抜け出せない」
「土日の出勤は当たり前…」

仕事って、大変ですよね。

オンとオフをはっきり区別できるような労働環境ならまだしも、大半は「寝ても覚めても仕事のことを考えてしまう…」という環境に置かれている方が多いと思います。

この記事をお読みのあなたも、仕事で人生が嫌になっていませんか?
社会人は学生時代と違い、自分のやりたいことがほとんど出来ない状況が続きます。体の疲れがたまり、たまの休みも「寝てたらすぐ終わっちゃった…」なんてこともありがちです。

一方で、「仕事が楽しい!」「仕事でたくさん給料を貰えている」という20代が一定数以上いるのも事実。

仕事は、環境次第でやる気に満ちあふれるものになるものです。

本記事では「仕事を辞めたい20代」に向けて、さまざまなアドバイスをまとめました。

今、お仕事を辞めたい方の、ちょっとした助けになったら幸いです。

仕事を辞めたい時にまず考えるべきこと

労働ってツラいですよね。

永遠に終わらない上司の小言。延々と続く嫌な作業。

辞めたい理由を数えると、無限に理由が出てきてしまいます。

しかし、考えなしに辞めてしまうと、「次の就職先が全然見つからない…」「焦って転職した先がまたもブラック企業だった」といった最悪の状況に陥ってしまうことも。

これだけは避けたい。

そのため、仕事を辞めたい時にまず考えるべきことは、「次の就職先をどこにすべきか、しっかりリサーチする」です。

不況で仕事が全然ない」と言われていますが、実は20代の働き手を探しているホワイトな企業はいくらでもあります。

大事なのは、きちんと根拠のあるデータを得ることです。

本記事では、「仕事を辞めたい」とお悩みの方に知ってほしい情報をカンタンにまとめました。

・20代の就職状況
・20代の平均年収
・20代の転職回数
・20代の転職におすすめな職種

「仕事を辞めたい」とお悩みの方は、ぜひご参考ください。

20代の就職状況

20代は遊びたい盛り。

正社員で頑張っている方もいれば、非正規雇用で糊口を凌ぎ、夢を追いかけている方もたくさんいらっしゃいます。

しかし、20代のみなさんに覚えておいてほしいのは、下記の事実です。

・フリーター期間が6ヶ月以内の場合:正社員になれる確率は64%
・フリーター期間が3年以上の場合:正社員になれる確率は48.9%
参考厚生労働省|若者雇用の現状と対策

実際問題、非正規雇用の方が正社員になれる確率は、年月を重ねれば重ねるほどガクンと下がってしまいます。

「これから家族を持ち、子供を大学にまで進めてあげる予定」
「将来、一軒家を購入し、家族和気あいあいと過ごしたいな」

このようにお考えの方は、まだやり直しの効く20代のうちに正社員になる道を模索するのがおすすめです。

20代の就職状況について「もっと詳細が知りたい」とお考えの方は、下記の記事をぜひご参考ください。

【2022年】20代の就職って、みんなどんな感じなの?

20代って、けっこう忙しいですよね。 恋に、遊びに、仕事。 毎日楽しいことばかりで、人生がキラキラしている時期です。 しかし、「周りがどんどん結婚していく」「仕事が忙しくなって、遊べなくなる人が増えて ...

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20代の平均月収

「給料が低すぎるから仕事を辞めたい…」

こんな悩みを抱えている方は、20代の平均月収を知るのがおすすめ。

業種や職種によって給料の額は大きく変わり、自分が置かれている状況が全てではないことに気づくことができるはずです。

20代の業種別の平均月収は下記の通り。

年代別平均月収(20代)


21万円(20〜24歳)
30万円(25〜29歳)
・33万円(30〜34歳)
・36万円(35〜39歳)
・39万円(40〜44歳)
・41万円(45〜49歳)
・42万円(50〜54歳)
・43万円(55〜59歳)
・34万円(60〜64歳)
・27万円(65〜69歳)
・23万円(70歳以上)

参考国税庁|統計情報

20代の職種別の平均月収は下記の通りです。

職種別の平均月収(20代)

39.3万円:専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)
32.5万円:企画/管理系
・30.9万円:営業系
・30.6万円:技術系(電気/電子/機械)
・30万円:技術系(IT/通信)
・30万円:技術系(建築/土木)
・29.6万円:金融系専門職
・28.2万円:技術系(メディカル/科学/食品)
・26万円:クリエイティブ系
・25.2万円:事務/アシスタント系
24.4万円:販売/サービス系
参考doda|平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)

このように、業種や職種によって月収は大きく変わります

下記の記事では、年代別の年収や月収について詳しく書いています。興味がある方はぜひご覧ください。

転職に悩むあなたへ|20代の平均月収を徹底解説!

「給料が少なくて困っている」 「20代の同年代ってどのくらい貰っているんだろう?」 「こんな月収で、将来やっていけるのかなぁ…」 働けど働けど、なお我が暮らし楽にならざり。 1910年に読まれた石川啄 ...

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20代の転職回数

20代は、基本的なビジネススキルを身につける、いわばトレーニング期間。

そのため、企業側は「出来るだけ転職回数が少ない20代」を積極的に採用する傾向があります。

なお、

「スキルアップするために転職を重ねている」
「起業を考えているため、さまざまな業種に触れたい」

といったポジティブな理由での転職は、企業から評価を受けやすい傾向にある模様。

転職しまくってて就職に困っている」という方は、下記記事の「転職回数が多くても内定がもらえる3つの方法」をご確認ください。

転職回数が多い20代って、ヤバいの?

「今の会社辞めたいな〜」 「仕事を辞めてばっかりなのって、やばいのかな」 「20代の平均的な転職回数が知りた〜い」 仕事って大変ですよね。 週5日働いて、2日間休んで、また週5日働くの繰り返し。 シフ ...

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20代の転職におすすめな職種

最後に、20代の転職におすすめな職種を見ていきましょう。

2022年はコロナ禍の情勢も落ち着いてきており、人手が不足している企業が多い状況となっています。

求人が賑わっているということは、転職を考えている20代にとって大変有利であると言ってよいでしょう。

まず、下記の職業別の求人データ(2022年3月のハローワーク参照)をご覧ください。

ハローワークでの分類 新規求人数 新規求人倍率 職種例
建築・土木・測量技術者 21,551 9.60 設計士、施工管理者、測量士など
社会福祉の専門的職業 24,559 4.11 保育士、ケアマネジャーなど
介護サービスの職業 38,103 3.97 ケアワーカー、ホームヘルパー、入浴介助員など
保安の職業 16,021 7.15 自衛隊員、交通誘導警備員など
自動車運転の職業 28,309 2.81 タクシー運転手、ハイヤー運転手、トラック運転手など
建設躯体工事の職業 8,574 12.55 とび職、解体工、足場組立工など
建設の職業 11,423 6.03 大工、屋根ふき工、左官職など
土木の職業 16,487 7.61 建設作業員、道路工事作業員など

参考厚生労働省|一般職業紹介状況『参考統計表』

上記は、求人数が多く、求人倍率の高かった職種をまとめたものです。データを参照すると、中小企業では特に建設業界で人手不足が深刻になっていることがわかります。

人手不足の業界は、人気が無いという見方もできますが、視点を変えると「のしあがるチャンスがある」ということでもあります。
また、人手が不足しているということは、喉から手が出るほど人を欲しているということ。
未経験者でも積極的に採用しているところも魅力的なポイントです。

それでは、20代の未経験でも積極的に採用している職種5選を見ていきましょう。

おすすめ職種5選

・施工管理
・経理
・Webマーケター
・Webエンジニア
・無形商材の法人営業

こちらは、現在積極的に人材を募集している職種です。

「このお仕事に興味がある!」という職種がありましたら、下記の記事で詳細をチェックしてみてください。

20代転職おすすめ職種トップ
アフターコロナの今、20代の転職におすすめな職種とは?

2020年から続くコロナ禍で社会のあり方は大きく変容しました。多くの企業がテレワークを取り入れ、人々は外出を自粛。あらゆる物事がオンラインで完結するようになったことで、今後の働き方を考えるようになった ...

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まとめ

「カレンダー通りの休日に憧れる…」
「仕事が嫌すぎて苦しい…」
「もっとお給料が欲しい…」

仕事をしていると、悩みが尽きないですよね。ましてや、社会に出たばかりの20代なら、右も左もわからなくて当然です。

今いる環境がダメなら、新たな環境に挑戦すればいい。

口で言うのはカンタンですが、実際に行動するのは難しいところです。

本記事では、そんな仕事を辞めたい方にとって役立つ情報をまとめてみました。

この記事が、あなたの環境を変えるきっかけになったら嬉しいです♪

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